BAUSHの死にざまブログ

身近な死について思い当たったときに発動します。

2004-01-01から1年間の記事一覧

原口統三

自殺などハタチ前に濟ましておけ、ってか。 麻醉なしの拔齒、轄禮(かつれい)は、どうだ。いやだ。 成人したら、生きろ、生きろ、生きろ、生きろだ。 生きてたら、もつと迷惑かけるかもしれないよ、凶惡犯罪とかしちゃったりなんかして。 死ぬ以上は無茶苦茶…

練炭ネット心中などにニュースバリューがあるのか。無視・放置のセンでいいやうな氣がする。

自殺マニュアル的には、最高にヘタレなところがいいと思ふ。思ひ切つて飛ばれたり、飛び込まれたりした日にゃ、危なくてしようがない。

 幼少期の虐待の記憶から逃れられず、自傷行為を繰り返していたらしい。また一つきれいごとが消えた。

小学生の時はじめて読んだのはエッセイ集。題名忘れ、検索するが『いわせてもらえば』だったかどうかすら記憶が曖昧だ。なんだ、こんな力を抜いたシロウトのような本でも出してもらえるんだ、という驚き。 投稿欄だったかの『いわせてもらお』はこのタイトル…

某日、死に場所を探していると、乃木神社に着いた。資料館には、自害に使われた刀が二挺、誇らしげに光っていた。その日の朝のいつもと変わらぬ記念写真。肉を抉り血糊に曇ったはずの刃は、役目を終えた人生のように、そ知らぬ顔で、室内の光を映しつづけていくのだ。男は武人としての死に場所を求めつづけ、やっと最愛の天皇の崩御という絶好の機会を得たわけだが、ともに果てた静子夫人の死は、やはり、痛ましいとしか言いようがない。

原民喜は死に場所を探してゐた

原來≪もともと≫が自閉の鬱で、世間と折り合ひのつかぬ者が格好の死に場所を見出したのだと思つてゐたのだが、それを論じた文献≪ソース≫が見つからない。世間には美談しかない。所詮彼は自殺嗜好者*1であつたといふことを何処かで読んだ樣な氣がするンだが、…